2010/03/01

人を動かす (3)

先日、引っ越しで1000冊の本を売ってしまって少し後悔している。
それは読んでしまった本の内容は、何年も前に読んだ本でも手に取ればマークや折り目
で情報をすぐ拾えるが、同じ本でも新刊では内容をほとんど思い出せないということ。
これからはスペースが許す限り売らないつもりだ。

 そんな中で売らなかった本もたくさんあるのだが、特にこの本はお勧めの本である。
前々回に続き、いくつか感心したことをご紹介しよう。(注1)

1、笑いを忘れない
笑顔の効果は強力である。たとえその笑顔が目に見えなくても、効果に変わりがない。
アメリカの多くの電話セールス会社が実施している一つの企画がある。

「電話パワー」と名づけられたこの企画は、サービスや商品を売るのに電話を使うセール
スマンたちを対象にするので、「電話でセールスを行うときは、笑顔を忘れるな」とい
うのがモットーなのである。

「笑顔」は声にのって相手に伝わるというのだ。
笑顔は好意のメッセンジャーであり、受け取る人々の生活を明るくする。
しかめっ面、ふくれっ面、それに、わざと顔を背けるような人々の中で、あなたの笑顔
は雲の間から現れた太陽のように見えるものだ。

特にそれが、上司や、顧客や、先生、あるいは両親や子供達からの圧迫感に苦しんでい
るような人であれば、「世間にはまだ楽しいことがあるんだな」と希望をよみがえらせる。

2、名前を覚える
人間は他人の名前などいっこうに気に留めないが、自分の名前になると大いに関心を持
つものだ。
自分の名前を覚えていて、それを呼んでくれるということは、まことに気分のいいもので、
つまらぬお世辞よりもよほど効果がある。

逆に、相手の名前を忘れたり、間違えて書いたりすると,厄介なことが起こる。
フランクリン・ルーズヴェルトは人に好かれる一番簡単で、しかも一番大切な方法は、相
手の名前を覚え、相手に重要感を持たせることだということを知っていた。

人に会う前は名前を覚えるために時間を割いていたというエピソードがある。

3、議論をさける
議論に勝つことは不可能だ。
もし負ければ負けたのだし、たとえ勝ったとしてもやはり負けているのだ。
なぜかといえば、仮に相手を徹底的にやっつけたとして、その結果はどうなる?

やっつけたほうは大いに気をよくするだろうが、やっつけられたほうは劣等感を持ち、自
尊心を傷つけられ、憤慨するだろう。

議論に負けてもその人の意見は変わらない。
議論に勝つ最善の方法は、この世にただ一つしかない。
その方法とは-議論を避けることだ。

また、相手の誤りを指摘しないことだ。
「我々は、あまり大した抵抗を感じないで自分の考え方を変える場合がよくある。
ところが、人から誤りを指摘されると、腹を立てて意地を張る」からだ。




     本書は、もう何十年も前からのロングセラーだ。
       人の悩むことは昔から変わらないというのも不思議な感じがする。





                    とおやま ひでゆき 




(注1)
「人を動かす」【著者略歴】D・カーネギー
1888年、米国ミズーリ州の農家に生まれ州立学芸大学卒業後、雑誌記者、俳優、セールス
パーソン等雑多な職業を経て、YMCA弁論術担当となり、やがてD.カーネギー研究所設立。
人間関係の先覚者として名声を博す。1955年、66歳で死去。 
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   公認会計士 遠山事務所
   税理士法人 とおやま 
   URL http://www.to-yama.com
      TEL 03-5285-4123
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