2010/09/03
★意見を聞くな!
経営者の仕事は「決断」です。
正しい決断には、必ず批判や痛みや混乱が生じます
「優れた革新ほど批判や摩擦が多く、人々を苦しませるものなのだ」・・・一倉定
正しい決断(革新)には、自分のやり方や立場を守ろうとする感情的な批判や、個人的な不満を会社全体の問題のように置換えた強い反対意見、そして無言で不参加の抵抗が必ず噴出します。
しかし、決断の前提である現状把握のためには日頃から社員の意見を素直にキチンと聞く必要がありますが、決断した後は社員の意見に一切左右されてはなりません。
だからこそ、決断の全責任は「社長」にあるのです。
中途半端に社員の意見に左右される決断は、経営者の責任放棄であり、弱さの現れでしかないのです。
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※経営コンサルタントの戸敷先生のブログから転載させていただきます。
『 皆の意見を聞いて、の嘘 』
あるイベントの「アンケート」が送られてきました。
組織活性化活動の「中間点」として、【組織内ルール】をA4・2枚にまとめたルール説明会の後のアンケートです。コンサルティング真っ最中の企業様のアンケートなので、83枚アンケートにすべて眼を通します。
―淑理解できた
一部理解できなかった
あまり理解できなかった
という「単純質問」の,紡个垢詒耄┐蓮印をつけていなかったものを除けば7割を超え、おおむね理解をしてもらったようです。
もっとも、事業所報告も全体ルールに関しても、に印がつけられているものが数枚あります。自由記載の「感想欄」には、びっしりと「不満」や「不平」や「意見」が書き付けられています。当然、丁寧に眼を通します。しかし、そこに書かれた意見に左右されることは、ほとんどありません。
多くの組織の意識レベルは、概ね、【2:6:2】に分かれます。
このままでは駄目だ、と考えている上位の2割の人々
強いほうにつこうとする中間の6割の人々
活動や方針に反対をする、変りたくないと思っている2割の人々・・・・
今回は、その比率が少し移動していて、7割近い人たちが「立ち位置」を変えている。
それはそれで、活動が進んでいることを示しています。
では、活動や方針に反対をする「頑な人たち」にはどのような対処をするのか?
基本的には、何もしません。するとしても、このような「意見」や「不満」があることを組織内に周知するくらいです。
経営者や経営幹部は、「強硬な反対意見」や「強烈な不満」に過敏に反応します。なぜならば、その表現が「過激」だからです。以前、イオンのある店舗で、同じようにアンケートを取ったところ、数十枚の「個人名まで書き込んで批判する回答」に幹部たちが慌て出したことがありました。その過激な文面に慌てたのですが、そうしたアンケートの枚数は、全体の「2%」に過ぎないものでした。
「2%の意見に何をおろおろしているのですか?」
今回のアンケートの結果も、似たような比率です。過激なものは、5%を超えない。
ずべての組織で「意見がそろう」などということはありません。
それなのに「みんなの意見を聞いて決めたいと思います」などと言い出す経営者も少なくありません。
「みんなの意見を聞いていたら、船が沈む」ということが分かっていない。
「みんな意見を聞く」というプロセスは大事ですが、「何かを決定する」ということとは意味が違います。
経営者や経営幹部の仕事は、皆の意見を聞いて回ることではありません。「決定する」ことです。
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