2009/10/21

株式会社 RON様 税理士との付き合い方

特集「経営者インタビュー」
税理士と付き合うコツは「ビジョンの共有」をすること

会社を私と一緒に育てていただけるような、税理士の先生を求めていました。

ーー事業内容を教えて下さい。

中村:現在六期目の会社ですが、七年前からビジネスをしていました。当初は古着のネットショップをしていました。商品の注文も入ってきましたし、それなりに売上も上げることはできました。ただ、商品の性格上一点物のため、撮影やHPの更新業務の手間が徐々に膨大になってしまい、コストと見合わなくなってしまいました。そこで商材を転換し、現在扱っている「ダーツ」「メンズスキンケア」の商材にしたのです。その時期に個人事業主から法人化しました。

ダーツは在庫の管理こそ煩雑ですが、商品が小さいこともあり、置き場には苦労しません。当時は競合も少なく、売上も徐々に上がっていきました。現在では取扱商品点数五千点を越える、国内最大級の老舗オンラインダーツショップにまでなりました。

メンズスキンケアは、スキンケア用品からシェービング用品、ネイル用品、香水まで「男を磨く全ての方にメンズ専門のトータルビューティーサイト」の運営をしています。男性のスキンケアに対する意識も変化しておりますので、弊社としては追い風が吹いている感じですね。

――設立当初は税務に対する不安はありましたか?

中村:不安はありましたね。特に、決算対策と数値管理が不安でした。売上がどのくらいという大体のことは感覚的に分かっていましたが、月次で数字を管理することもなかったので、正直決算が来るまでは不安でした。その他にも、在庫の管理や資金繰りなど心配事がたくさんありました。雑用に追われて忙しかったため、なかなかその辺りに手が回りませんでした。その時にこのままではいけないと感じ、税理士の先生に依頼をしようと思ったのです。

――どんな税理士と付き合いたいと思いましたか?

中村:当初は、税理士の先生がどのようなサービスをしてくれるのか分からなかったので、レスポンスが良さそうという理由だけで、事務所の向かいにある税理士の先生に依頼をしました。今は二人目の先生なのですが、一人目の先生は、経理的な処理や融資関連などのアドバイスをもらっていました。しかし、ただ決算のためのだけの経理処理をしているという物足りなさを感じたのもあり、次の税理士の先生を探そうと思いました。

――なぜ代えようと思われたのですか?

中村:私には会社を大きくするという夢がありましたし、管理体制もしっかりと整備したいという思いがあったのです。やはり、会社を大きくするためには、短期的な決算処理だけではなく、長期的に見た資金繰りを含めた融資などのアドバイスや在庫管理、仕入管理、といった管理を効率良く動かすための高度な助言が必要だと思いました。従業員も三人、五人、十人とどんどん増えていきましたし、資金効率を含めたアドバイスを非常に必要としていました。

そこで、思い切って『会社を私と一緒に育てていただける税理士を探そう』と思い立ったのです。

本業の経営に集中できるようになった

――二人目の先生とはどのような経緯で出会われたのですか?

中村:お付き合いのあるインフォランスさんが、千二〇〇名以上の中から最適な税理士の先生を紹介する「せんもんか紹介ネット」を運営されていて、依頼をしたのがきっかけです。そこでインフォランスさんの顧問税理士でもある前川八彦先生を紹介していただきました。

――初めて前川先生とお会いした時はどのような印象でしたか?

中村:前川先生に対する私のインスピレーションはとても良く、その時に「この先生だったら一緒に会社を育てていただける」と思ったのです。そこで私は会社の全てをお話しさせていただきました。

そのインスピレーションは今になっても正しかったと思います。お付き合いさせていただいてからも予想通りのサービスを提供していただいています。

――先生のどのような点を見られていましたか?

中村:私は、「この人に自分の財布を預けられるか」という観点から見ていました。やはり、税理士選びは会社の今後を左右することにもなりかねません。自分の妻を選ぶような感覚で、「この人と会社を大きくしていくんだ」という気持ちで選びました。その他にも、前川先生の真剣度合いや、熱い気持ちも見ました。前川先生はその全てにおいて良かったですね。

――前川先生になって、管理体制はどのように変化しましたか?

中村:具体的には、以前は決算書類を作るためだけの経理業務や雑務に追われ、仕入れや在庫管理、資金繰りが安定せず四苦八苦していましたが、前川先生にお願いするようになってからは除々に作業が軽くなり経営も安定してきました。そうなったのも、月次でデータを分析し数値でしっかり管理できるようになり、心にも余裕が生まれたからだと思います。前川先生からは、業界の平均値や仕入れをどのぐらいの頻度ですると効率が良いのかなど、自分ではなかなか手に入らない貴重な情報や、長期的に会社を安定させてくれる資金繰りなど、様々な事を教えていただいています。昔は決算時だけで四苦八苦していたものが、今では部門別で日次のデータをいつでも把握でき、数値で管理できるようになりました。

これで、私は新たなビジネスモデルの構築や、戦略を練るといった本業の経営に集中できるようになったのです。

――御社のビジョンをお聞かせ下さい

中村:現在のビジネスをさらに成長させることと、現在のビジネスで得たお金をもとに、環境系のビジネスに参入していきたいと思います。具体的には、環境ビジネスをしている会社に出資をしたり、その中から業務提携をしたりと、様々な形で環境系の会社と協力関係を築き上げたいと考えています。もちろん、ボランティアではなく、ビジネスとしてステップアップしていきたいと考えています。大切なのは、このようなビジョンを、しっかりと税理士の先生に対しても共有することだと思っています。

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