税理士情報

永井洋子税理士事務所

東京都の永井洋子税理士事務所

経営者に必要なものは 経営理念と危機意識

民事再生による会社の再生から繋がる輪
1255482772-7424.jpg ――最近対応された仕事についてお聞かせ下さい。br /  今年に入って、七年前に民事再生の手続きをお手伝いしたお客様が、弁済を完了されて正規の再生ができました。民事再生は手続きにエネルギーが必要な上に、再生手続きに入った会社の五%が再生を果たせる、という狭き門です。再生手続きの時は、不動産ひとつを動かしても譲渡税がかかります。ひたすら税金の計算をしては、お客様と債務整理の方法や再生計画案の話し合いを重ねていきました。br /  民事再生の場合、調査委員が選出され、債務者の業務遂行を監督します。そして債務者財産の詳細な調査等を行い、裁判所に報告し許可が降りるという流れがあります。私は調査官とのコミュニケーションを増やし、少しでも対策やよい手続きの方法がないかを聞きに行きました。調査官からは、「こんなに熱心に聞きに来た方は初めてですよ。これなら大丈夫でしょう」と言われたほどです。勿論、利益が出るところに税金が発生するのは免れませんが、お客様にとって少しでもよい方向に進むように、できうる限りのことはしました。br / ――先生の対応もあって、申請が下りたのですね。br /  そうですね。後日談としては、その会社に税務調査が入ったのですが、そこで調査官が何かと税務の指摘をしようとするので、「税務署は何のためにあるのですか」というお話しをしました。「企業をいじめるためにあるのではないでしょう?しっかり事業が成り立つようになれば、またそれだけ大きな額の税金を収めることができるようになるのだから」と説得をしました。br /  また、その際に応援していただいた中堅企業の社長には、「良い計画書と資金繰り表を作っていられたので、私の子会社を見てください」と声をかけていただきました。大変嬉しく思いましたし、人のご縁というものを感じた経験でした。常に経営者の立場に立ち、自分の信念に恥じない対応をしてきたことを、見ていただいていたのだと思います。
経営者に必要なものとは
――経営者に必要なものをあげるとしたら、何がありますか?br /  「経営理念」と「危機意識」です。br /  まず、「経営理念」というのは会社にとって灯台と同じ役割があります。実は私自身、過去に他の商売に手を出して、三年で手を引いたという経験があります。また、あるお客様で、慎重に経営計画を立ててとても儲かっていた社長がいましたが、不動産に手を出してしまい、上手く回らなくなって事業を止めてサラリーマンになった方がいました。こうした経験から言えることは、経営理念というものが曖昧なまま、お金儲けありきでビジネスをすると失敗するということです。お金儲けだけでは、辛くなった時に他に儲かることを探してしまい、踏ん張りが利きません。経営理念がしっかりしていれば、何が目的か分からなくなった時に、それが光となって目標を照らしてくれるものです。br /  次に、経営者にとって「危機意識」は非常に大切なものです。例えば、今でもインフルエンザが騒がれていますが、食品を扱う企業の場合、病人が出てしまったらアウトです。毎日の掃除に始まり、具合の悪い人は帰らせるなど、経営者は危機を察知したらすぐに対策を立てる必要があります。情勢の変化を捉え、どう危機意識を持って対応していくかが、これからの経営にとっては重要です。br /
経営の助言をして、社長の頭を整理
――先生はどのような人物でありたいと考えていますか?br /  私は、常々自立人でありたいと公言しています。要するに、自分の頭で考えてそれを行動に移し、すべての責任は自分にあると自覚できる人ですね。大企業の方に時々見かけるのですが、知識が先行して、その知識が行動のどこに役立っているのか分からない方がいます。おそらく知能レベルと業務遂行能力は高いのですが、そもそも何のために、という目的意識や自分の人生の目的との整合性に思いを馳せることをしていないのは残念です。危機意識の話にも通じますが、自ら情勢を判断し行動に移すことは経営者に求められることだと思いますので、私は社長の頭の中を整理する手助けをしていきたいと考えています。
人格を磨き、自立人をめざす!
常に読書をしたり勉強会に参加して、新しい情報を取り入れると共に、セミナー講師や社内報の書評を書いたりとアウトプットをしています。日本創造教育研究所の研究会にも10年以上参加しており、所属する経営研究会では、経営者同士が自社経営について発表をしたりと、かなり実地に基づいた取り組みをしています。また、JQAの審査員をした経験を通じて、企業の経営を見る眼を養い、お客様への経営アドバイスを常に意識して行っています。今後は後継者育成も視野に入れながら、事務所を成長させていきたい思いです。
経営者への応援メッセージ
1990年のバブル崩壊以降、日本経済は右肩下がりの情勢に変化してきています。br / また、2008年のリーマンショック以来、金融恐慌と言われる事態に至っております。 今後の人口動向を考慮すると厳しい情勢は続くと考えられます。 そんな中での会社の経営ほどチャレンジングでワクワクするものはないと思っております。共に学び成長し、共に豊かに幸せになるというメッセージのもとで、社長にとっての乱世の中の戦友のような存在になりたいと思います。br / br / また、お客様のご要望に合った対応をさせていただきます。毎月の月次決算をご要望のお客さまには、毎月担当者がお伺いして売上高推移グラフ・経営分析表・移動年計グラフ・資金繰り表を添付した試算表をご提供するとともに、必ず経営分析ノートを作成して現状の報告と今後の方針に関するアドバイスをご提供しております。br / いつでもどこでも御質問・ご相談はお受けします。先日はスイス旅行中にあるお客様から携帯にご連絡が入りました。人生相談に近いものもお受けしております。br / とに角、社長の頭の中の整理が仕事の中心と思っております。br /
税理士になろうと思ったきっかけは何ですか?
茅場町の公認会計士事務所に勤務していたときに結核にかかり、半年の入院と半年の自宅療養を経て職場に復帰しました。入院中に私には何ができるのかを真剣に考えた結果、復帰後に簿記の勉強を始めました。br / br / 公認会計士事務所に勤務しながら科目を一つずつ取っていき、6年で試験に合格しました。が、女性という理由で税務の仕事をさせていただけなかったことと、それまでは可愛がってくれた年配の男性の所員で税理士の資格を持たない方から手のひらを返したようないじめに合ったことが独立のきっかけです。br / でもその方のお蔭で独立できたのですから、今では恩人として感謝しております。br /
現在の仕事の魅力と苦労を教えてください。
税理士という国家資格に守られていることを実感します。女性の場合、男性と対等に仕事を しようとするとセクハラなどの嫌がらせを受けることがあります。br / 税理士にはそれが全くありません。あくまでの自分の実力がすべての結果を招きます。そう考えると、これほど恵まれていて文句を言ったらバチが当たりますね。br / 一言苦労と言えば、人の採用と育成です。それも自分が到らないために起こっていると思えば苦労と言えないかもしれません。
今後の目標を教えてください。
税理士法人を設立したいです。それにふさわしい事務所の規模にしたいと念じております。 設立の目的は事業の承継です。承継する人材は見つかりましたので、その育成と事業規模 の拡大を目指しています。
プロマーケット担当者がおすすめするポイント
スタッフのほとんどが女性の、とても華やかな事務所です。奥様が経理をされている会社には、先生の丁寧で親しみやすい対応が、非常に喜ばれているそうです。単に女性同士というだけでなく、先生の面倒見が良くて飾らないお人柄が、そういうお客様の声につながっているのでしょう。逆に経営者に対しては、非常にはっきりと物を言う方です。時には厳しいことでも、面と向かって言ってくれるところも、大変頼りがいがあり、自信を持ってお薦めできる先生です。
基本情報
先生のプロフィール 埼玉県出身。1986年に税理士登録。複数の公認会計士事務所勤務を経て、1988年に事務所を開業。趣味は情報収集を兼ねた読書とウォーキング。休日にはハイキングをしたり、海外一人旅をするなど、とてもアクティブな一面を持つ。
事務所の沿革 事務所設立年月日:1988/6/1
事務所の規模 所員数:4人br / 有資格者数:1人
得意分野 新設法人に強い
給与計算に強い
労務相談ができる
月次決算に対応できる
経営判断資料をしっかり作成する
対応地域 千葉県   東京都   神奈川県

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